【2026年度版】看護師とは？仕事内容・資格取得・キャリアアップまで徹底解説！

「看護婦」から「看護師」への名称変更は、2002年3月に行われました。
看護の道も男女を問わなくなりました。

看護師は医療機関や福祉施設、地域社会で幅広く活躍する専門職です。

本記事では、看護師の仕事内容、働き方、給与、資格取得方法、そして将来性について2026年度版の最新情報をもとに詳しく解説します。

よくある質問

看護師の仕事内容とは？

主な業務内容

• 医師の指示による診療補助（検温、採血、カルテ整理など）
• 入院患者の生活支援（洗面、入浴、排泄、食事介助など）
• 手術室での器具準備や執刀医サポート
• 訪問看護による在宅医療支援
• 福祉施設での健康管理・医療ケア

求められる資質・スキル

• 的確な観察力と判断力
• 高度な医療知識と実践技術
• 思いやりと倫理観
• 緊急時にも冷静に対応できる能力

看護師の主な勤務先

• 病院・診療所・クリニック
• 介護老人保健施設・介護老人福祉施設
• 訪問看護ステーション
• 検診車・献血ルーム・保健所
• 企業の医務室・学校の保健室・看護学校講師

雇用形態と給与

給与の目安

• 国立病院：国家公務員規定に基づく（例：月収約27万円）
• 都立病院（地方公務員）：月収約27万円前後（短大卒3年制）
• 市立病院：月給約25万円＋夜勤手当
• 福祉施設勤務：月給約25万円〜

勤務形態

• 2交代制・3交代制（夜勤あり）
• 通所型・訪問看護の場合は基本日勤帯

休日・休暇制度

• 週休2日制が一般的
• 年次有給休暇・育児休暇・介護休暇など制度あり

看護師の将来性

少子高齢化と医療技術の進歩を背景に、看護師の需要は全国的に増加しています。

• 地方・中小病院では依然として人手不足
• 訪問看護ステーションや介護分野で活躍の場が拡大
• 再就職しやすい職種（出産・育児後の復職例も多数）
• 海外医療協力や国際支援分野でも活躍可能

さらに、保健師・助産師の国家資格取得や、認定看護師・専門看護師などへのキャリアアップも可能です。

看護師になるには？

看護師国家試験の受験資格

• 文部科学大臣指定の看護師養成学校を3年以上修了
• 厚生労働大臣指定の看護師養成学校卒業
• 准看護師として3年以上勤務＋指定学校等で2年以上修業
• 外国で看護師免許を取得し、同等以上と認められた者

国家試験概要（2025年度実績）

• 試験日：2025年2月中旬
• 試験地：全国12か所（北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県及び沖縄県）
• 受験料：5,400円
• 受付期間：例年11月上旬～11月下旬

試験科目

• 人体の構造と機能
• 疾病の成り立ちと回復の促進
• 健康支援と社会保障制度
• 基礎看護学、地域・在宅看護論、成人看護学、老年看護学、小児看護学
• 母性看護学、精神看護学、看護の統合と実践

まとめ｜看護師は一生使える国家資格

看護師は、社会に欠かせない存在であり、キャリア形成や再就職にも強い国家資格です。

地域社会や医療・福祉現場を支える中心的な役割を果たしており、今後もその重要性はさらに高まるでしょう。
多様な働き方とキャリアパスが用意されているため、ライフステージに応じた働き方が可能です。

お問い合わせ・参考情報

厚生労働省 看護師国家試験の施行