ベビーシッターの仕事内容・資格・働き方を徹底解説【2026年度最新版】

保育の現場では、保育園などに子供を預けるケースが多いですが、ご家庭に訪問し保育のサポートを行うお仕事のケースもあります。

共働き家庭の増加や育児支援ニーズの拡大により、注目される「ベビーシッター」の仕事とは？

資格の取得方法や将来性、働き方について解説します

ベビーシッターの仕事内容

ベビーシッターは、保護者の代わりに子どもの世話を行う職業です。

家庭での在宅保育が基本で、食事や遊びの見守り、おむつ交換などを担当します。
特に、共働き家庭や急な用事で外出しなければならない家庭にとって、重要な存在となっています。

資格がなくても従事可能な仕事ですが、認定資格を保有していることは保護者の信頼を得るうえで大きなメリットです。

子どもの命を預かる責任のある仕事のため、安全への配慮、冷静な判断力、そして強い責任感が求められます。

活躍する職場の種類

ベビーシッターが活躍する場は多様化しており、以下のような職場があります。

• 在宅保育：家庭に訪問して保育。アットホームな雰囲気が特徴。
• 託児ルーム：ショッピングモールやホテル、イベント会場など。
• 保育所・学童保育：集団保育の中でスタッフと連携して保育。
• 保育ママ：自治体の基準に基づき自宅で少人数を預かる。
• 駅型・企業内・院内保育所：通勤者や職員の子どもを預かる施設。
• ファミリーサポートセンター：地域の育児支援拠点。

雇用形態と収入

雇用形態は正職員・パート・業務委託などさまざまで、働き方によって時給や収入は異なります。

平均的な時給は1,500円前後とされ、働き方によって柔軟に収入を得られるのが特徴です。

ベビーシッター資格と取得方法

ベビーシッターの代表的な資格に「認定ベビーシッター（公益社団法人 全国保育サービス協会）」があります。

2000年にスタートし、全国の大手ベビーシッター会社が加盟しています。

取得方法

1. 認定試験による取得：以下の条件を満たすことが必要です。
   • 18歳以上である
   • 協会主催の研修Iおよび研修IIの修了
   • 在宅保育などの実務経験がある
2. 指定校卒業による取得：協会指定の保育士養成校で所定の科目を履修し、卒業または卒業見込みの場合に認定。

試験概要（2025年度実績）

• 受付期間：協会が公開するカレンダーやウェブサイトで、試験日程や申込期間を確認する。
• 試験日：1年に数回
• 試験地：東京・大阪・名古屋
• 内容：16科目の筆記試験（実技なし）
• 受験料：11,330円
• 登録料：4,120円（合格後に登録証発行）

登録証の有効期間は初回5年間。
一度更新すると、その後の有効期限は無期限。

ベビーシッター資格認定試験のご案内

将来性とニーズの高まり

少子高齢化や共働き世帯の増加、保育施設の不足といった社会背景から、ベビーシッターのニーズは年々高まっています。

特に、柔軟な働き方が可能なことから、副業や主婦・学生の空き時間を活かした働き方も増えています。

保護者にとっても、資格を持った信頼できるベビーシッターの存在は、安心して子どもを預けられる貴重な支援資源です。

問い合わせ先

認定ベビーシッター制度についての詳細は、以下にお問い合わせください。

公益社団法人 全国保育サービス協会
〒160-0017 東京都新宿区左門町6-17 YSKビル7F
TEL：03-5363-7455　FAX：03-5363-7456
URL：http://www.acsa.jp

この記事は2025年5月時点の情報を元に作成しています。
最新情報は公式サイトでご確認ください。